イギリスの若き実力派女優、フローレンス・ピュー。アカデミー賞ノミネート歴もある演技派としての実力はもちろん、レッドカーペットでの大胆かつエレガントなドレス姿もまた、大きな注目を集めています。
今回クローズアップするのは、そんなピューのレッドカーペットにおける最高傑作ルックたちです。彼女のファッションセンスは、単なる流行を追うものではなく、伝統的な美しさに独自の解釈を加えた、まさに「ピューならでは」のスタイルと言えるでしょう。
1. 煌めく女神降臨:ヴァニティ・フェア オスカーパーティ(2023年3月)
2024年のオスカー授賞式後に行われたヴァニティ・フェアのパーティで、ピューがまといをまとったシモーネ・ロシャのドレスは、まさに圧巻の一言でした。シアーなヌードカラーのドレスは、ウエスト部分のペプラムヘムと繊細な刺繍が特徴的。アクセサリーには大ぶりのシルバーネックレスと華やかなポインテッドヒールを合わせ、女神のような気品を漂わせています。
2. 永遠の信頼関係:ヴァレンティノ オートクチュールショー(2024年1月 パリ)
ヴァレンティノのオートクチュールショーには、カイリー・ジェナーやジェニファー・ロペスなど、そうそうたるセレブが参加しましたが、筆者の視線はついついフローレンス・ピューに釘付けになってしまいました。昨年のシアーなピンクのチュールドレスを記憶している方も多いと思いますが、今回も彼女はヴァレンティノとの信頼関係を表現するかのように、片方のショルダーがブラックのドレスを着用しました。ミニマルなアクセサリーとシースルーのブロンドヘアを梳き上げたシコなヘアスタイルが、ドレスの持つラグジュアリー感を一層引き立てています。
3. シックな反逆:AFIアワード(2024年1月)
「ドント・ウォリー・ダーリン」の主演を務めたピューは、1月のAFIアワードで、テーラード仕立てのオフホワイトのシャツドレスという、意外な装いで登場しました。下半身のボタンを外し、ミッドリフをちら見せするという大胆な着こなしは、まさに型破り。アクセサリーは最小限に抑え、まるでウェディングドレスのような気品を持ちつつも、シルバーのクラッチバッグとフープピアスで遊び心を加えています。
4. ロマンティック・レトロ:第14回ガヴァナーズ・アワード(2024年1月)
ロサンゼルスで開催された第14回ガヴァナーズ・アワードでは、フローレンス・ピューがロダルテによるビンテージ感溢れるピンクのドレスで魅了しました。ティファニー&Co.のジュエリーを合わせたこのルックは、可愛らしさと大人っぽさを兼ね備えた、まさにピューらしい魅力を表現しています。
5. 燃える炎のように:映画「オppenheimer」UKプレミア(2023年7月)
ヴァレンティノ・クチュールのドレスを纏ったフローレンス・ピューは、まるで燃え上がる炎のように、映画「オppenheimer」のUKプレミアでレッドカーペットを席巻しました。深いバーントオレンジのドレスは、大胆なカッティングとドロップウエスト、そしてボリュームたっぷりのスカートが特徴的です。まさに力強さとエレガンスを併せ持つ、忘れられない一着となりました。
6. エtherealな輝き:ティファニー&Co. 5番街本店リニューアルオープン(2023年4月)
ヴァレンティノのミューズ的存在となったフローレンス・ピューは、ティファニー&Co. 5番街本店リニューアルオープンの際にも、まさに妖精のような美しさを見せていました。新しいフリンジヘアを披露した彼女は、シアーなケープドレスにティファニーのジュエリーを合わせ、エレガントでありながらもどこか遊び心を感じさせる装いで、会場の視線を独占しました。
7. ジミー・ファロンのトークショーで魅せる:大胆でキュートなジャンプスーツ(2023年3月)
映画「A Good Person」のプロモーションの一環として「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に出演した際、フローレンス・ピューは見る者を驚かせ、魅了する大胆かつキュートな装いで登場しました。全身に散りばめられた輝くビーズをあしらったジャンプスーツと、眩しいほどの高さを誇るプラットフォームシューズという、一見奇抜とも思える組み合わせは、ピューだからこそ見事に着こなせる唯一無二のスタイルでした。
8. 型破りの美意識:英国映画テレビ賞(2022年12月)
2022年12月、英国映画テレビ賞(BIFA)のレッドカーペットでは、ピューは再びその型破りの美意識を炸裂させました。シルクのような光沢を放つロダルテのピンク色のドレスは、一見シンプルなデザインに見えますが、背中に大胆に切り取られた背中と、裾にあしらわれた繊細な刺繍が、彼女の個性と遊び心を表現していました。